カダヤシは北米原産の外来魚で、1916年頃、ボウフラ駆除のために人の手で日本に導入されました。現在は、北日本を除く広い地域の河川や池、水田、水路などに分布しており、在来種への影響が大きいとして「特定外来生物」に指定されています。特に、メダカの卵や仔稚魚を捕食したり食べ物をめぐって競争したりすることで、メダカの分布に悪影響を及ぼすことが心配されています。大阪市立自然史博物館では、現在、大阪府内のカダヤシ・メダカの分布を調べています。大阪府内でカダヤシ・メダカが採集されたら、ぜひ情報をお寄せください。